今回の用務先は、東京メトロ東西線の早稲田駅の近くと竹橋駅の近くです。財源の関係で、旅費は抑え気味。東西線沿線で浦安や東陽町も考えたのですが、やや遠くて不便。そこで、一計を案じて、錦糸町駅前の東武ホテルレバント東京にしてみました。
錦糸町には、東京メトロ半蔵門線が来ており、大手町と九段下で東西線に接続していますし(大手町の乗り換えは苦行ですが)、神保町、永田町、渋谷方面に乗り換えなしで行けます。錦糸町からは、JR総武快速線で東京、新橋、品川方面に、総武緩行線で秋葉原、御茶ノ水、水道橋方面に、中央線に乗り換えれば四ッ谷、新宿方面にも行けます。交通の要衝です。
羽田空港からは、どうするか? ホテル直行のリムジンバスもあるのですが、羽田発夕方以降しかありません。今回は、いったんホテルに荷物を置いてから午後の用事に出かけたかったので、TCAT(東京シティエアターミナル)行きのリムジンバスに乗りました。TCATは、半蔵門線の水天宮前駅に接続しており、 錦糸町まで3駅です。
しかし、リムジンバスの降車場所は、水天宮前駅への連絡通路と反対側。TCATの端から端まで歩くハメに。策に溺れる・・・。
半蔵門線の改札口に続く「動く歩道」には、「荷物から手を離さないでください」という大きな掲示板が。
以前に来たときにも驚きましたが、動く歩道が下り坂になるのです。結構な傾斜なので、キャリーバッグをしっかり押さえていないといけません。
新千歳にも途中から下りになる動く歩道がありますが、下り坂部分は階段(つまり、普通のエスカレータ)になります。
さて、錦糸町で地上に出ると、そこは「北斎通り」。でも、ここは、葛飾区ではなくて墨田区です。
オブジェが浮いているJR錦糸町駅前を通過。
業務用スーパー「いこい」の前を通り過ぎて、左側がホテルです。
道路に面した1階の車寄せ。
位置関係を確認すると、再開発ビルが並んでいるうち、JR駅前から3棟目がホテルです。
ホテルからJR駅までには、アルカセントラルとアルカキットの間と、アルカキットと駅の間で屋根のない屋外を十数メートル歩かなければならないようで、雨の日には少し不便かもしれません。
ちなみに、JR錦糸町駅のホーム端から見ると、こういう感じです。手前(画面右端)がアルカキット、3棟目がホテルです。
さて、ホテルに入ると、すぐにベルボーイが寄ってきて、荷物を受け取り、フロントへ案内してくれました。
チェックインの時刻には早いので、荷物だけ預かってもらえればと思ったのですが、用意のできている部屋があるので御案内します、とのこと。
ここにきたからには上の画像の側に泊まりたいわけで、「線路側の部屋はありますか?」と訊くと、「ハイ、南側のお部屋を御希望ですね。ございます」との応答。ここでは、「南側」と言えばいいようです。
一般の客室が22階までで、あてがわれた部屋は19階。エレベータは4機ありましたが、なんだか毎回同じのに乗っていたような・・・。
案内してくれたベルボーイさんが、「まだ準備中の客室もございまして、見苦しくてすみません」と言っていましたが、それでも部屋に入れてくれるほうが便利です。
「いつも南側のお部屋を御利用ですか?」と訊かれたので、このホテルは初めてだと答えると、「南側は夜景がきれいです。東京タワーも御覧いただけます。反対の北側ですと、建設中のスカイツリーが間近に見えます」とのこと。
さあ、期待の1908号室。ドアは、かざすだけのカードキー。
さあ、どうだ? ベルボーイさんが出て行ったところで、落ち着いて室内を見まわします。
そこそこ、ゆったりした感じです。
普通のサイズのテーブル。LAN回線あり。
タオルが2セットありますが、あのベッドはダブルなのでしょうか? 椅子、1脚しかないけど。
いや、それで、問題の眺望ですが、部屋に入った時点で気づいてはいましたよ。ガラスが曇っていることには。高松のときのように、ティッシュ総動員で拭かなくては、と思っていました。しかし・・・
話が違うじゃないか! 窓が二重になっていて、曇っているのは外側の窓。内窓は嵌め殺しで、開きません。つまり、すぐそこにある水滴を拭き取る術がない!
眼下を総武線が走っているのに、曇りガラスの向こう側。
滞在中に事態が改善することを祈って、出かけました。
夜、ホテルに戻りました。北斎通りを挟んで向かいにセブンイレブンとローソンがあります。
高級シティホテル(?)なので、館内には自販機も売店も無いようです。しかし、近年の常で、客室内の冷蔵庫は空。
こんどは、すっきり片付いた廊下を通って帰館。
♪曇りガラスの向こうは・・・
夜が明けても、事態は変わらず・・・
窓枠が傷ついて塗りが剥げたままでも文句は言わないから、ガラスの曇りだけは何とかしてくれ!
次々といろいろな電車が通過するのに・・・
そもそも、カメラのピントが合いません。
ピント合わせをいろいろ工夫しても、結局は、曇りガラスの向こう。
日が差して少し曇りがとれてきましたが、こんどはマダラ模様に。
中央線・総武緩行電車と横須賀線・総武線快速電車のすれ違いも何度も見ましたが、曇りガラスにジャマされてばかり。
上の画像の右端のビルの左側に見える細い棒のようなのが、東京タワーです。
窓ガラス上端の曇りがとれた部分から写すと、こういう感じです。
嗚呼・・・。
さて、ホテルと並びの再開発ビルは、2階の人工地盤で連絡しており、2階にもホテル入口があります。
2階エントランス(画像の奥の方)の隣にはコンビニがありますが、24時間営業ではないようです。
2階からホテルに入ると、大きな吹き抜けになっています。
吹き抜けの横、人工地盤の通路に面した側にあるレストランが、朝食バイキングの会場でした。
昼・夜は、こういうメニューもやっています。
ベルボーイさんも言っていたように、反対側(北側)の客室からは、建設中の東京スカイツリーが見えます。
朝、清掃中の北側室を覗かせてもらいました。
窓の外には、くっきりとスカイツリーが見えます。
そうです。北側室の窓は曇っていません。南側室は、眼下のJR線の騒音を抑えるために、後から、内窓を追加したのではないでしょうか。そのせいで、窓ガラスが曇るのではないかと思います。
部屋の位置を確認しておきましょう。
ギザギザに飛び出ている部分にも窓があり、そこから錦糸町駅がよく見えるはずです。ガラスが曇っていなければ、ですが。
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