2012年9月26日水曜日

ホテル近鉄京都駅

京都での会議に出席しました。

午前中の仕事を済ませて飛行機に飛び乗り、伊丹でリムジンバスの乗り場まで疾走して、京都駅八条口で降りて、交差点で停まっていたタクシーをつかまえて、会議開始5分前に滑り込み。

ところで、今回の宿泊先は、「ホテル近鉄京都駅」。「駅前」ではないのです。近年注目の「駅ナカ」 かというと、実はそれよりスゴイということが後で分かるのですが、いずれにしても、せっかく「駅」のホテルですから、眺めの良い部屋に泊まりたい。しかし、この会議、夕方から始まって、その後、エンドレスの懇親会に突入するのが恒例です。それからチェックインしたのでは、いい部屋が残っていないかもしれません(しばらく前に泊まろうとしたら予約が取れなかったくらいですから)。

というわけで、会議開始前に廊下の端からホテルに電話。「駅の電車がよく見える部屋をお願いしたいのですが」というと、「お客様のお部屋は新幹線側を御用意しておりますが、それでよろしいでしょうか?」との返事。「ハイっ、新幹線が見えるということですよね? せっかくなので、そういう部屋に泊まりたいと思いまして」

これで、安心。再び会議の部屋に駆け込みました。

会議と懇親会が終わって、八条口(新幹線側)から京都駅に入ります。

新幹線改札口とJR在来線の間に、近鉄電車の改札口があります。そして、そこに、「ホテル近鉄京都駅」の看板もあります。ホテル入口は、右側の階段を下ったところのようです(私が無駄に2階に上ってしまったという説もある)。

階段を下ると、シックな感じのエントランスが見えました。

広いエントランス空間の先に、ロビーとフロントが見えます。広々していますが、縦長な感じです。その理由は、後で分かります。

4階でエレベータを降りると、目の前に広々とした空間が! ここに自販機もありますが、単なる自販機コーナーではなくて、大きな窓があります!

キャリーバッグを引っ張って窓に駆け寄ると、なんと、JR京都駅が丸見えです。しばらく見とれてしまいました。明日、明るくなってからが楽しみです。

ここが、今回の部屋です。

廊下が弓なりに曲がっているのが分かりますか? このホテルの建物は、近鉄電車のホームの真上に建っているのです。

さあ、今回の部屋です。




バスルームです。壁が黒というのも、カッコいい感じです。

そして、これ。歯ブラシなどのお道具が、このホテルの建物をデザインした袋に入っています。ホテルが電車に被さるようにして建っているのが、よく分かります。

そして、ベッドサイドの窓から見えるのは!

グワ〜ん! ヒドイ! 近すぎるぅ!

この高さ、この場所、完璧ではないでしょうか! これより上の階では、ホームの屋根が邪魔になるでしょう。単に「新幹線側」という以上の配慮をしてくれたとしか思えません!

既に深夜ですので、見えているのは京都駅に滞泊する車両でしょう。ホームに人影も見えません。明日が楽しみです。

というわけで、朝です。

とにかく、次から次へと新幹線電車が発着します。

手前に東京行きが到着、その向こうで博多行きがスピードを上げる。

手が届きそうなところに、新幹線が次々やってきます。

N700系の鼻先が夕日に照らされる時刻になりました。

テールライトが美しく輝きます。

小窓で二重窓なので、音はほとんど聞こえません。新幹線にまったく関心がない人にも安心です(笑)

ところで、
私の部屋は新幹線側ですが、反対側の在来線電車は、エレベータ前の他にも、廊下の途中にある大きな窓のあるスペースから自由に眺めることができます(もちろん在来線側の客室もあって、これも気になります)。




この展望スペース、両端にある柱とガラスの間の空間に入り込めば、廊下を通る人からは姿を見られずにすみます。



ジョイント音が響き、興奮が交錯する!


部屋に戻って、このホテルのヒミツに迫りましょう。

新幹線の高架橋の手前に見えているのは、近鉄電車のホームの屋根です。覗き込むと、あっちのホームと、こっちのホームの屋根のスキマから、ホーム端の黄色い点字ブロックが見えたりします。スキマは狭いので、ホームの様子や電車まではよく見えません。

下へ降りて、近鉄電車のホームからホテルを見上げてみます。右側のホームの上に、ホテルの建物があるのが分かるでしょうか?

右のホームの真ん中の光り輝いているガラス部分は、ホテルのエレベータです。つまり、1階がロビー、2階部分が駅のホーム、エレベータはホームを突き抜けて3階から上にある客室階に行くわけです。

自販機のある柱の後ろに見える、輝いている部分がエレベータです。

下が近鉄の電車、その上に新幹線の電車が見えます。

私の部屋からは、ちょうど上に写っている位置の新幹線が見えているわけです。

ところで、
新幹線ホームの先(博多側)に、保守・工事用の車両の基地があります。

部屋の真ん前、新幹線の線路と線路の間に、こういう車両が駐まっていました。

夜、新幹線の最終電車が出た後、この車両が横に移動して、本線の上に。

そして、走り去っていきました。

ところで、
このホテルの真下が近鉄電車のホームであるわけです。ということは、この細長い建物の端まで行けば、こういう光景が見られるわけです!

2階建ての特急電車ビスタカーが行く。

もちろん、通勤電車もやってきます。

ところで、
ホテルの建物を、向かいの京都駅ビルから見ると、こういう感じです。建物の中央部と右側に見える黒い部分が、ガラス張りの展望場所です。

ホテルの建物の手前の黄緑色の電車は、JR奈良線。建物の向こうに新幹線。ホテルの右端の大きなガラス張りの部分は、コーナーツインの部屋でしょうか。

ホテルの位置を確認しておきましょう。

この地図にはホテル名は明記されていませんが、「近鉄」と書いてあるあたりがホテルです。

部屋の位置を確認しておきましょう。

2012年9月6日木曜日

東京グリーンパレス

今回の用務先は、「アルカディア市ヶ谷」。

もちろん、そこにも宿泊可能ではあるけれども、こういう場合は危険が危ないわけで、少々距離をとるのが肝要でしょう。

他方、割り当てられた職務上、都内の交通が乱れていても遅れずに到着でき、途中で忘れ物を取りに戻ることもできる場所、つまり、徒歩圏内に宿泊することも忘れてはなりません。

というわけで、「東京グリーンパレス」です。実は、リニューアル前の旧・番町グリーンパレス時代に、何度かお世話になったことがあります。

さて、公式のアクセス案内では、「羽田空港-(東京モノレール)-浜松町駅-(JR山の手線)-有楽町駅-有楽町駅(東京メトロ有楽町線)-麹町駅(番町出口5 徒歩1分)」ということになっています。

しかし、この酷暑のときに、羽田空港、浜松町、有楽町と、何度もホームに上り下りする気にはなれません。

そこで、これです。

リムジンバスで豊洲駅に来ました。ここから東京メトロ有楽町線に乗るという作戦です。

麹町駅5番出口を出ると、目の前に日本テレビ。

旧・番町グリーンパレス時代には、「ズームイン朝」のオープニングをこの玄関前で収録しているのを見に来ました。

日テレの後ろ側に見える黒っぽい建物が「東京グリーンパレス」です。

駅の出口には案内が見当たりませんでしたが、日テレの角の電柱に案内が。

ホテル入口ですが、警察のバスが停まっています(左端)。画像には写っていませんが(写せない!)、右側にボックスがあって、警官が立哨しています。

実は、向かい側の敷地の奥にイスラエル大使館があるのです。

おかげで、警備は万全?

カッコいい玄関を入ると、

気合いの入ったマットが。

フロントで、「せっかくだから、眺めのよい部屋を」というと、「もし、少々お待ちいただければ、いい部屋を急いで清掃して御用意いたします」というので、「待つ、待つ、いくらでも待つ!」というわけで、レストランでコーヒーでも飲んで待つことに。

「用意ができ次第、お知らせにまいります」という言葉どおり、ちょうど冷たいカフェラテを飲み終える頃に、フロント氏がカードキーを持って現れました。

13階建のところ、私の料金で泊まれる最高位は11階とのことで、

今回の部屋は、ここです。

ドアを開けると、すぐに部屋。

コート掛けスペースというか、クロゼットというか、そういう軟弱なものはなく、壁にハンガーが掛かっています。

壁に立てかけてあるグレーのは、ズボン・プレッサ。

白と黒の縞模様のやつは、広げると、カバンを載せる台になります。

ツインの部屋ですが、2人で泊まったら、かなり距離が近くなりそう。居場所は、これだけですから。

手前のベッドの足下にある白いのは、空気清浄機。

向こうのベッドの横にある小テーブルと椅子には、キャスターが付いていて、ころころと移動させることができます。パズルのようにして、空間を有効活用するわけです。

ベッドは、十分な幅があります。1人で泊まるには、文句なしです。

壁には薄型テレビがハメ込まれています。

質実剛健な空間の中に、リセッシュ、靴ブラシ、消毒済みスリッパなどなど、必要なものはカンペキに揃っています。

室内から入口側を見ると、こういう感じ。

右の壁の中がバス・トイレです。

質実剛健な空間の中に、見てください、ボトルが6本! シャンプーと、リンスと、ボディ・シャンプーと、洗顔料と、あとは何だっけ? とにかく、必要なものはカンペキに揃っています。

シャワーヘッドには、ストップボタンつき(久しぶりに見ました)。

部屋に戻って、左の戸棚には湯沸かしポット(右側のガラスの下に、お茶セットがある)、中央の扉を開けると、中には空の冷蔵庫(寝るときに、音が気になったのでスイッチを切りました)、右の白っぽいのは金庫でしょう。

必要なものはカンペキに揃っています。もちろん、インターネット設備も。

室内の設備案内図がありました。寸法は、実際とは少々異なるようですが。

さて、窓からの眺めは、こういう感じ。

大したことないような感じもしますが、地図上で見ると、この向き以外では視界が遮られるようです。

いやいや、よ〜く見ると、東京タワーが見えるではありませんか!(右端)

夕方、打ち合わせに出かけて、JR市ヶ谷駅前から、コンビニや飲食店もある道路を歩いて戻ります。

この道路の下を有楽町線が通っているはずですが、透視能力は無いので、見えません。

芸能人がクルマで到着して、ここからスタジオに入っていくシーンを見たことがあるような・・・

テレビ関係者ではない私は、ここから自室に戻ります。

さあ、諸君! 東京の夜明けは近い。

というわけで、朝食です。地下1階のレストランでバイキングです。

地下1階といっても、吹き抜けの中庭に面していて、窓側のカウンター席に座ると、こういう感じです。

上を仰ぐと、こういう感じです。

白い柱で支えられている部分が宿泊棟です。

外から見ると、こういう感じです。階段を下ったところの縦長のガラス窓の中が、レストランです。

朝食も、質実剛健でした。2日連続で朝カレーしてしまいました(それは私がカレー主義者だからであって、カレーを回避しても、朝食バイキングとして標準以上の食べ物があります)。

今日も1日、暑くなりそうです。東京駅周辺のビル群の背後に、モクモクと真夏のような雲。

しかし、なんと、私には、14時まで延長料金ナシで部屋にいられるサービスが付いていました。知らなかった!

フロント氏は、「北海道からお越しのお客様ですので」とか言っていたような気がしましたが、ホントにそういう理由?

いずれにしても、クーラーの効いた室内で、ゆっくり過ごすことができました。

ただし、些細な物音でも気になって眠れない人は、少々考えた方がいいかもしれません。こぎれいに見えても、キーワードは、質実剛健です。ちなみに、私は、ぐっすり眠れました。

部屋の場所を確認しておきましょう。


なお、追加情報です!

館内に、こういうポスターが貼られていました!

この暑さ、オススメどおりにグッと3杯いきたかったですが、2晩とも夕食つきの会議があり、利用できず。

1階エレベータ前で、久しぶりに見た、アイスの自販機。

パク森の市ヶ谷本店には、徒歩15分くらいでしょうか。