2012年11月8日木曜日

ホテルグレイスリー田町

「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」

三田で会議です。東京の土地勘がないとピンと来ないかもしれませんが、三田≒田町です。

セレスティンホテルも、JALシティ田町も泊まったことがありますので、さすらいの宿泊者としては、新たな宿泊先を探さなければなりません。

しかし、田町駅周辺の地図を見たとき、宿泊先は即決。

左下がJR田町駅、ホテルは右上です。

地図上でホテルの上側にある黒い線、東京モノレールです! ホテルの建物に沿って、モノレールが走っているのです。ははは。

田町駅東口です。飲食店の並ぶ道を直進します。ひひひ。

運河を渡るとき、モノレールが見えました。ふふふ。

コンビニの前を過ぎ、芝浦工大のビル(左側)の脇の細い道に入ります。 突き当たりに見えるのが、今回のホテルです。

ホテル前に着いて、中に入る前に、建物の後ろ側を点検。へへへ。

やはり、モノレールがすぐ裏側を走っています。 ほほほ。

満を持して、フロントで、「モノレールの見える側の部屋をお願いできますか」と言いますと、「え?」という感じでしたので、「せっかくモノレールのそばのホテルなので、モノレールのよく見える部屋に泊まりたいと思って・・・」と付け加えました。

「そうでございますか? モノレールが近くても、私どもにとりましては、音がウルサイだけで・・・。モノレールがよく見えるのは4階でございます。4階ですと、ちょうど目の前を通ります。しかし、3階から6階は喫煙フロアとなっておりますが・・・」

なんと。2泊するので、タバコの臭いの染みついた部屋では苦しい。やはり喫煙フロアは避けて、その上の7階にしてもらいました。

エレベータのセンサーにカードキーをかざすと、自分が降りることのできる階(自分の宿泊するフロアと、宿泊者用ラウンジのある2階)のボタンが点滅します。それ以外のボタンは押せません。

7階の廊下をズンズン進みます。

一番奥が今回の私の部屋です。隣のドアは非常口。

さあ、どうでしょう? 左端の鏡にベッドが映っています。



窓際(右側)の黒いボードは、ズボンプレッサーです。

窓際から入口のほうを見ると、こういう感じ。右側にクロゼットがあります。

クロゼットの中のお道具一式。

バス・トイレ。

さて、モノレールは?

な、なんと! 近すぎます! 

しかも、騒音を防ぐためでしょうか、窓の幅は狭く、ガラス面が壁面から凹んでいるため、左右の視界が妨げられます。

モノレールは、目の前を通過する一瞬しか見えません。

かつて宿泊したチサンホテル浜松町のように、モノレール沿いで存分に眺められるかと思いましたが、近すぎて、モノレールに対するガードが堅すぎます。

「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」

モノレール以外は、こういう景色です。

さて、打ち合わせに出かけるまでに少し時間がありますので、2階の宿泊者用ラウンジを探見しましょう。

ここです。

内部は、こんな感じ。パソコンもあります。

残念ながら、モノレールの見えない側です。

新聞と、コーヒー(無料)もあります。残念ながら、コーヒーを飲む時間はありませんでしたが。

諸君、東京の夜明けだ!

窓は二重になっていて、内側の窓は開けることができます。全部開けたままシャワーを使っていたら、曇ってしまいました。


眼下を駆け抜けるモノレール。これくらいしか見えません。

防音には気を遣ったのでしょう。迫力あるモノレールの走行音を楽しむこともできません。 ただ、一番端の部屋なので近くに機械でもあったのか、就寝時にすべての電源をOFFにしても(カードキーを抜いても)、微妙な唸り音が聞こえました。フロントで相談したら、「部屋をお取り替えいたしましょうか?」と言われましたが、眠れないわけではないし、面倒なので、辞退しました。

1階ロビー。

朝食は、1階のレストラン。


レストランでモノレール側の窓際に座っても、近すぎて、モノレールの足回りしか見えません!

「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」

教訓を噛みしめて、ホテルを後にします。

モノレール越しにホテルを見上げる。嗚呼。

ホテルの真ん前をモノレールが通過してゆく。嗚呼。



部屋の位置を確認しておきましょう。どの部屋でも、モノレールの見え方は同じだと思いますが。

2012年10月4日木曜日

レム秋葉原

年間最大の全国会議、今年の会場は市ヶ谷です。市ヶ谷といえば、先日、東京グリーンパレスに宿泊したばかりですし、周辺は関係者の宿泊も多いでしょうから、ちょっと離れたところにしたいと思います。

でも、会議は2日間、朝行って夜帰るを繰り返しますので、便利なところにしたいと思います。

そこで、総武線1本で行ける秋葉原にしました。

さて、羽田空港から秋葉原まで、どう行くか? 乗り換えの手順をグチャグチャ考えるよりも、車窓も楽しいリムジンバスです。私は、そういう主義です。

リムジンバス、秋葉原駅前に到着です。

ホテルは、駅の真横のレム秋葉原です。開業時から注目していたのですが、泊まろうとした直前に秋葉原事件が発生して、機会を失っていました。

駅改札口からホテルの入っているビルの入口まで、数メートルで、しかも屋根の下です。今回の会議日程中、帰り時刻に突然の豪雨があり、ずぶ濡れになった人もいたようですが、私は電車に乗った後でしたので、秋葉原駅で降りてからも傘を開くことなくホテルに入れました。

ビルのテナントの共通のエントランスとは別に、やや目立たないのですが、ホテル専用の玄関もあります。

専用エレベータで6階まで上がります。

6階がホテルのフロントです。

秋葉原駅の電車がよく見える部屋にしてほしいと告げました。立地の条件から、この手の要望には慣れていたのかもしれませんが、フロント氏は、手際よく部屋を指定してくれました。

17階でエレベータを降ります。

廊下をズンズン歩いて、奥(北側)から2番目が今回の部屋です。北寄りの部屋ということは、秋葉原駅(総武線ホーム)に近くなるわけで、期待できます。やはり、フロント氏、よく分かっていたのでしょうか。

さて、これが今回の室内です。やはり、レムっぽい?

ベッドもデスクも広々、モミモミ椅子もあります! そこは、やはり、レムです。

デスクの椅子は、背もたれの無いタイプ。パソコン仕事するには、十分快適でした。

壁には薄型テレビがハメ込まれており、その横の棚に、いろいろとお道具が用意されています。

入口側を振り返ると、ガラス張りの空間が!

ガラス張りの中は、バス・トイレです。これも、やはり、レムっぽいところでしょう。

バス・トイレ空間のドアは、大きな鏡のハメ込まれた引き戸です。

入口ドアの手前右側に、クロゼット代わりの空間があります。

さて、窓からの眺めは?

ああ、ヒドイ! なんて、ヒドイ! 想像以上にヒ・ド・イっ!

窓の下には秋葉原駅の全貌が、まるで博物館にある鉄道模型のジオラマのように展開されています! その壮大さは、1枚には収まりません!

部屋のポジションも、ここが最高にヒドイでしょう。これより右でも左でもダメだと思います。さすが、フロント氏!

ただ、惜しむらくは、この画像のように、奥行きのある窓枠が窓ガラスに映り込んでしまいます。天気の良い午後(西日が当たる)だからかと思いましたが、朝でも曇りでも、映り込みが無くなることはありませんでした。

御茶ノ水駅を出た総武線の電車が、秋葉原駅を目指して走ってきます。分かる人には分かる、この1枚。

電気街のビルの狭間を抜けてくる総武線の電車。これまた、分かる人には分かる1枚。

斜め左方向に視線を移動すると、少し遠くに、御茶ノ水駅と神田駅の間の中央快速線の電車が見えます。ちょうど、旧万世橋駅のあたりでしょうか。

グッとアップにしてみると、またまた、分かる人には分かる1枚。

秋葉原駅と御茶ノ水駅の間を行き交う総武線の電車。カーブと勾配があるので、見応えがあります。看板に隠れて、鉄橋の全景が見えないのが残念。

御茶ノ水駅を発着する中央快速線の様子も、よく見えます。右隣の部屋でも左隣の部屋でも、こうは見えなかったのではないかと思います。

夕食を兼ねて人に会う約束がありましたので、渋谷に出かけました。総武線、中央線、新宿乗り換え山手線内回り経由のほうが所要時間が短いらしいですが、黙って座っていればよい山手線外回り品川経由で行きました。

帰ってきました。ホームの明かりが光の筋となって見えます。

振り返ると、室内の明かりは、バスルーム。

逆に、バスルームから室内を見ると、こういう感じです。

というわけで、おやすみなさい。

朝早くから、駅には明かりが灯り、電車は走り始めています(交通博物館のジオラマのショーを思い出します)。

少し左の方を見ると、こういう感じです。

さて、朝食に行きましょうか。というわけで、エレベータ・ホールに来ると、廊下の突き当たりも、天井から床までの大きなガラス!

そこから見ると、東京駅・大手町方面が見えます。

左手前のビルは、秋葉原ワシントンホテルです。だいぶ前に泊まったことがありますが、電車はあまり見えなかったはずです。

線路の右側の高いビルは、ヴィアイン秋葉原。 あの位置も、ちょっと気になります。機会があったら、泊まってみたいです。

右遠方の白くて細長いの2本は、神田駅のホームの上屋です。

中央の緑の鉄骨は、現在は上野駅止まりの東北線・高崎線の電車を東京駅へ直通させる東北縦貫線の工事でしょう。

左手前のカーブしている線路は、東北・上越新幹線です。

などといっていると、新幹線が! 分かる人には分かる。

秋田新幹線「こまち」。

東北新幹線「はやぶさ」。右に、山手線。

2階建て新幹線MAXが来ました。

もうっ、朝食に行けないじゃないですか! なんてヒドいホテルなんだっ!

さて、このホテル内にはレストランはなく、同じビルの2階のレストランが朝食会場になっています。6階でホテルのエレベータを降り、フロントの横を抜けて、ビルの低層階のショッピング街への通路に出て、低層階用のエレベータで2階へ。

2階でエレベータを降りると、突き当たりのレストラン以外は閉店しています。

それなりの広さで、それなりの雰囲気のレストラン。

朝食はバイキングではなく、セットもの(「定食」という感じでもない)です。

左手前の皿、肉料理か魚料理かを選べます。これは、「肉料理」です。中央の卵料理は、目玉焼き、温泉タマゴ、ゆで卵の中から選べます。これは、目玉焼きです。ジュース、コーヒーは、自由に取れます。パンも、おかわりできたのだったかもしれません。

この方式、以前に泊まったパールホテル八重洲を思い出します。

翌朝は、早めに行って、窓際に陣取りました。

「魚料理」と温泉タマゴにしてみました。諸般の事情により、サラダは、途中で食べるのをやめました。

3度目の朝です。

諸君、東京の夜明けだ!

電車を見飽きたわけではありません。皆様が見飽きるだろうと思って、画像をUPしないだけです。

今朝は、レストランの反対側、秋葉原駅に近い側に座ってみました。

ビルの間に、高架線を行く総武線の電車が見えます。

「肉料理」と、ゆで卵。これで、全種類制覇です。ゆで卵は、諸般の事情により、途中で食べるのをやめました。

ホテルの客室設備は満足できますし、立地も便利ですし、電車もよく見えますが、次に泊まるときは、朝食は、近くのカフェを探すことにしたいと思います。さすらいの宿泊者に「次」があるかどうかは別として・・・。

さて、私の部屋の窓の直下を新幹線が駆け抜けるのですが、窓の手前側は窓枠が映り込むので、なかなかうまく撮れません。

このスキマ! 右の部屋でも左の部屋でもダメだったでしょう。

グッと右(上野駅方向)を見ると、こういう感じ。

グッと左(東京駅方向)を見ると、こういう感じ。

秋葉原駅の上野側も、これだけ見えます。

山手線・京浜東北線の電車がホームに停車しています。

上野方向(隣は御徒町駅)に向かう山手線・京浜東北線の電車。

ホテルの全景。1階手前側の黒い四角い部分が、ホテル専用入口です。

ホテルの位置を確認しておきましょう。秋葉原駅に密接している緑色の部分です。

絶妙な部屋の位置を確認しておきましょう。