2011年9月20日火曜日

第一ホテル東京シーフォート

さて、東陽町ビスタホテルを出て用務先に向かったわけですが、このとき、台風が首都圏に接近していました。

当初、鈍足だった台風15号が関東地方に到達する前に、逃げ切って帰れる見込みだったのですが、台風が急に速度を上げて東京に突っ込んできたのです。


昼食を挟んで午後まで続くはずだった会議は、急遽、主催者の判断で昼前に切り上げ。首都圏からの出席者は急いで帰途につき、名古屋からの参加者も新幹線に乗るために東京駅に急ぎましたが、そのとき、既に私の携帯には搭乗予定便の欠航を知らせるメールが届いていました。

今までに、往路便が欠航して出発できなかったことはありましたが、復路便が欠航で帰れなくなるのは初めての経験です。

こんなとき航空会社の電話はつながらないだろうと思い、N☆旅行部に電話すると、空港のカウンターに行って振替のチケットを確保するようにとアドバイスしてくれました。

そこで、急いで羽田へ。このときは、東京メトロ東西線も、山手線も、東京モノレールも、支障なく運行していました。結局、私がこの台風の雨に濡れたのは、会議場所から東京メトロ早稲田駅までの5分ほど。それも、まだ暴風雨ではありませんでした。

羽田空港で翌日午後の便の振替チケットを入手するまでの紆余曲折と「怒りの鉄拳」は省略するとして、次の問題は今夜の宿。

空港内にもホテルはありますが、2タミまで行かなければなりませんし、午後以降のすべての発着便がキャンセルになった羽田空港の宿泊難民が押し寄せているおそれがあります。

そこで、再びモノレールに乗り、天王洲アイル駅で下車。

今後や明日の交通機関の乱れも心配なので、なるべく羽田から遠ざかりたくないですし、この悪天候の中、1メートルたりとも外を歩きたくありません。そこで、モノレール駅直結で、客室数も多い、このホテルにしました。

というのはリクツで、1度ここに泊まってみたかった!

4階にあるモノレール駅から2階に降ります。

天王洲アイルのレストラン・ショッピング施設の集まったシーフォートスクエアを抜けて、ホテルへ向かいます。

シーフォートスクエアの中心部にある「ガレリア」。

突き当たりに、ホテル入口が見えてきました。

ホテルに入ってフロントに向かい、空室があるか尋ねると、フロントお姉さんから「この近くの会社の関係の方ですか?」と訊かれました。私の格好を見てそう思ったのか、何か提携のサービスがあるのか不明ですが、「飛行機が欠航で帰れないのだ」と答えました。そして、「いつか泊まってみたいと思っていた。せっかくだから、眺めの良い部屋にしてほしい」と伝えました。

期待をもってエレベータを降ります。転んでもタダでは起きない。

今夜の部屋は、ここです。

おっと、内側に、もう1枚、ドアが! 左がバスルーム、右がクロゼット。

内ドアを開けると、ツインルームのシングル利用です。

さあ、窓からの景色は?

おお! ひどい! 実は、以前から地図を見て景色を予想していたのですが、想像以上にヒドイ!

眼下を駆け抜けるモノレール! 遮るものは、ありません。まるで、ジオラマを見ているようです。なんて、ひどい!

一応、室内を点検しておくと、こういう感じ。このあと、左に見える大画面の液晶テレビで、台風情報を見ていました。1枚目の画像が、それです。

ちなみに、会議参加者の中で、もっとも早く「安全圏」に到達したのは私だったかもしれません。首都圏の自宅に向かった人は、電車が止まったり、ずぶぬれになったり(JR・私鉄各線の運行が乱れる中、モノレールは最後まで健在でした)。名古屋に帰った人は、途中、新幹線の中にカンヅメになったそうです。


さて、まずは振替チケットと宿泊先確保を最優先して行動していましたので、昼食がまだでした。

ロビー階に下ります。この右手に、フロントのカウンターがあります。

ロビー階から階段を降りたところのレストランで、軽食。もちろん、ランチタイムはとっくに終わっていて、ディナータイムに向けて準備を始めようかという時間帯です。

今回のような状況で、この天王洲アイル(シーフォートスクエア)に逃げ込んだのは大正解でした。モノレール駅、ホテル、飲食店などが、全部同じ建物でつながっています。コンビニもあります。外に出ずに、すべて用事が足ります。

夕食も、ホテル内ではなく、シーフォートスクエアの店を探見しました。ただし、いくつか、店舗が撤退して「空き地」になっているところがありました。

朝です。急速に接近してきた台風は、そのまま速いスピードで首都圏を通り過ぎ、昨日のことがまるでウソのような空です。

当然ながら、朝から行き交うモノレール。

そして、車両基地に出入りする新幹線までみえるではありませんか! ひどい!

それも、建物の隙間からチラッと見えるというのではなく、かなり長い区間にわたってバッチリ見えます!

左に新幹線、右にモノレール! ここまでヒドイとは思わなかった!

さらに、遠くを見れば、船の科学館と、東京ゲートブリッジ。

羽田に着陸する航空機も、見えます。

右側は、シーフォートスクエアの上のオフィスビル。

キリがないので、朝食に行きましょう。朝食つきではないので、シーフォートスクエアに探しに行くことにしました。

ホテルのロビー階から、シーフォートスクエアの1階にエスカレータで下ります。

シーフォートスクエア1階のカフェで、朝食を済ませました。

再び、部屋の窓から眺める景色。

車両基地にズラッと並んでいる新幹線電車も見えます(画像の右上)。

相変わらず、頻繁に行き交うモノレール。いつまで見ていても、キリがありません。

部屋の場所を確認しましょう。

午後の飛行機まで時間があるので、いったん都心に戻ることにしました。浜松町に向かうモノレールの車内から見たホテル。私が泊まった部屋とは反対側です。

2011年9月19日月曜日

東陽町ビスタホテル

今回の用務先は、新宿区戸塚町。最寄り駅は、東京メトロ東西線の早稲田駅。会議の主催者が旅費を出してくれるものの、「予算が厳しいから、安く抑えてほしい」と頼まれました。

さて、この条件で、ただちに思い浮かぶのは、いつものパックツアーのリストに載っている、東西線の東側にあるいくつかのホテルです。諸条件を勘案して、今回は、東陽町駅の真上にある、ビスタホテルにしました。

朝一便で羽田に行き、空港から会議に直行して、夕食会の後、ホテルに向かいました。ホテルは地下鉄駅の真上にあるものの、2つの出口の中間にあって直結しておらず、雨の日は少々悔しい思いをしそうです。コンビニも、残念ながら、道路の向こう側。

特徴ある建物のホテルは、すぐに見つかりましたが、入口がどこか、少々迷いました。

いつもながら、「眺めのよい部屋を・・・」というと、フロント氏が、「あいにくですが、7階が満室ですので、3階のお部屋となります」とのこと。禁煙フロアが3階と7階であるようです。

エレベータを降りて、3階の廊下を進みます。

今夜の部屋は、こういう感じ。わりと、ゆとりのある作りのようです。

振り返って入口側を見ると、こういう感じ。

バス・トイレ。ウォシュレットも、付いています。

さて、窓からの眺めは、どうでしょうか?

「夜景」というほどではありませんが、江東区の営みを垣間見る感じです。

では、おやすみなさい。・・・と思ったのですが、せっかくの幅広で寝心地のよいベッドなのに、顔の上にヒヤヒヤとした空気が流れてきて、落ち着きません。

起き上がって見回すと、ちょうど顔の真上に通気口があり、そこから冷気が漏れ出ているようです。

ベッドサイドに空調のコントロール・ボタンがあるのですが、操作できるのは風量だけ。OFFのボタンを押しても、ファンが回らないというだけで、空気の流れを遮断できるわけではないようです。出てくる空気の温度は調整できず、今の時期は冷気が流れるようになっているようです。

寒いわけではないのですが、顔に風が当たるのが気になります。せっかくの広いベッドがモッタイナイですが、ベッドの端に寄って寝てみました。しかし、右の頬に、微妙に空気を感じます。

そこで、さらに一計を案じて、広いベッドの対角線方向に斜めに寝ることにしました。これだと、風の流路から逃れることができ、しかも広いベッドを有効活用できます。

というわけで、よく寝ました。朝です。

この道路の下を東京メトロ東西線が走っているはずですが、透視能力はありません。

朝食は、1階のレストランで、バイキングです。

3階のエレベータ・ホール。貸出用のズボンプレッサが置いてあります。

わりと広くて、窓の大きいフレンチ・レストラン。もうちょっと食べるものがあれば、よかったのですが。

1階エレベータ前に産経新聞の朝刊が積んであり、「御自由にお持ちください」方式。

部屋の場所を確認しておきましょう。

昨夜、暗くて、間違えそうになったエントランス。この細い通路をまっすぐ行った突き当たりが、ホテルの玄関でした。

ホテルの隣は、深川郵便局。24時間開いている「ゆうゆう窓口」もあるので、ゆうパックで荷物を送るときには便利かもしれません。