2010年3月22日月曜日

ロイヤルパーク汐留タワー

新橋・汐留周辺で会議が開かれる見込みだったので、汐留に宿泊することにしました(会議場所は東京駅日本橋口に変更になりましたが、それでも、新橋駅からJRで2駅です)。

左が汐留タワーで、高層階がホテル、低層階が資生堂汐留オフィス。右が日本テレビタワー。中央奥に見えるのが、共同通信社の入っているメディアタワーです。

ホテルに入る前に、周囲を回って、リクエストすべき方向を確認。高架の上を走り抜けるのは、新交通システムゆりかもめ。

日本テレビ側の地上(1階)の入口。

しかし、新橋駅からは地下通路を通って来るのが便利でしょう。雨に濡れずに済みます。吹き抜けがあるので地下とは思えませんが、ここが地下2階です。

地下2階の入口脇にはコンビニもあります。

地下2階から入ると、オフィス(低層階)への入口の前を通り過ぎて、奥にホテル用のエレベータがあります。

ホテルのフロントは24階(画像は25階からフロントを見下ろしたところ)。24階で宿泊階行きのエレベータに乗り換えるしくみです。

さて、チェックインです。フロントのきれいなお姉さんに、「部屋は、どちら側でしょう?」と訊くと、「はい、東京タワーが見えるお部屋を御用意いたしました」との返事。

内心、「やった!」と思いましたが、念のため、「ということは、共同通信の、メディアタワー側ですね?」と訊くと、「はい、さようでございます」。完璧です。

この汐留タワーは、JR線に斜め向きに建っているので、「線路側」という言い方ができません。また、日テレタワーとメディアタワーの間から数センチくらいが見えるだけだと思われるので、「新幹線が見える側」と言っても、話の通りが悪いのではないかと懸念されました。

そこで、さきほどの「下見」の結果、共通言語は、「東京タワー&メディアタワーの側」だろうと思っていたわけです。

「明日の朝の新聞は、どれがよろしいでしょうか?」というので、カッコつけて日経。

案内係のお姉さんに先導されて、宿泊階行きのエレベータへ。途中、コンシェルジュのデスクの横に新聞の夕刊が並べてあり、「よろしければ、お好みのものをお取りください」と促されます。カッコつけて日経。

今日の部屋は29階。

長い廊下を進んでいきます。右のガラス戸は、自販機コーナー。

自販機コーナーには、携帯電話の充電器も備えられています。

突き当たりを曲がったところが、今日の部屋。

さて、どんな部屋でしょう?

おお! いい感じです。

客室のタイプは「シングル」だと思うのですが、道具は2セットずつありました。

テレビは、パソコンで兼用。でも、MacBook Air持参の私には、Winのパソコンなどジャマなだけ。

さて、案内のお姉さんが出ていったところで、窓辺へ。

ロールカーテンがかかっています。

ロールカーテンだけではプライバシーが守れないから、在室中は常時カーテンを閉めておけ、って、そんな「お勧め」は無視。

ええっ? なんて、ヒドい! ここまでヒドいとは! 想像をはるかに超えています!

東京タワーに、新幹線! ああ!

地図上の想像では、この画像のように、メディアタワー(左)と日テレタワー(右)の間から新幹線と在来線が見えるくらいだろうと思っていました。

しかし、メディアタワー(右)と汐留住友ビル(左)の間からも、行き交う電車が見えるではありませんか!

しかも、遠くに見えるのは、浜松町駅。画像の左上端に小さく写っているのは、東京モノレールです。

そして、眼下には、ゆりかもめ汐留駅。ああ。

窓辺を離れて、室内を点検しておきましょう。

右側にバスタブがあります。

窓辺にソファ。

大きな窓は嵌め殺しで開かないので、換気用の窓があります。

入口ドアの横の壁には、大きな鏡。

部屋の位置を確認しておきましょう。


そうこうするうちに、夕闇迫る首都東京。

東京タワーが夜空を燃やす。

そして、夜明け。夜間は、ライトアップを節約(?)しているようです。

西からの寝台特急が終着駅東京をめざします。

見ているとキリがないので、朝食に行きます。

洋食バイキングと和定食が選べます。和食のほうに来てみました。

御飯は、おかゆにしてみました。

窓は、宿泊した部屋とは90度違う向きです。

眼下には、浜離宮庭園(右)と築地市場(左奥)。左手前は、電通本社ビルの端です。

部屋に戻ると、カッコつけて日経新聞。

いろいろ仕事して、電車もいろいろ通過して、夜になって、朝になって、東京タワー消失!


東京タワーが、スカイツリー状態です。

それでも、電車は走る。

なかなか快適な部屋でしたが、問題を生じたのは、テレビ兼用パソコン。夜、リモコンでテレビを消した後、室内にブ〜ンという唸り音が。何の音かと思ったら、パソコン本体が犯人でした。テレビを消しても、パソコンのハードディスクはスリープしないらしく、やや時代遅れな音を立てていたのです(Winマシンは、こういうものなの?)。もう一度ディスプレイの電源を入れて、テレビからパソコンに切り替えて、シャットダウンしました(キーボードだけでも操作できたのかもしれませんが、Winの呪文を思い出せなかった)。

さて、帰る間近になって気づいたのですが・・・

引き出し式の小テーブルが内臓されていました。

ここに持参のMacBook Airを載せれば、行き交う電車を眺めながら仕事ができたのに・・・。

2010年3月11日木曜日

東武ホテルレバント東京

今回の用務先は、東京メトロ東西線の早稲田駅の近くと竹橋駅の近くです。財源の関係で、旅費は抑え気味。東西線沿線で浦安や東陽町も考えたのですが、やや遠くて不便。そこで、一計を案じて、錦糸町駅前の東武ホテルレバント東京にしてみました。

錦糸町には、東京メトロ半蔵門線が来ており、大手町と九段下で東西線に接続していますし(大手町の乗り換えは苦行ですが)、神保町、永田町、渋谷方面に乗り換えなしで行けます。錦糸町からは、JR総武快速線で東京、新橋、品川方面に、総武緩行線で秋葉原、御茶ノ水、水道橋方面に、中央線に乗り換えれば四ッ谷、新宿方面にも行けます。交通の要衝です。

羽田空港からは、どうするか? ホテル直行のリムジンバスもあるのですが、羽田発夕方以降しかありません。今回は、いったんホテルに荷物を置いてから午後の用事に出かけたかったので、TCAT(東京シティエアターミナル)行きのリムジンバスに乗りました。TCATは、半蔵門線の水天宮前駅に接続しており、 錦糸町まで3駅です。

しかし、リムジンバスの降車場所は、水天宮前駅への連絡通路と反対側。TCATの端から端まで歩くハメに。策に溺れる・・・。

半蔵門線の改札口に続く「動く歩道」には、「荷物から手を離さないでください」という大きな掲示板が。

以前に来たときにも驚きましたが、動く歩道が下り坂になるのです。結構な傾斜なので、キャリーバッグをしっかり押さえていないといけません。

新千歳にも途中から下りになる動く歩道がありますが、下り坂部分は階段(つまり、普通のエスカレータ)になります。

さて、錦糸町で地上に出ると、そこは「北斎通り」。でも、ここは、葛飾区ではなくて墨田区です。

オブジェが浮いているJR錦糸町駅前を通過。

業務用スーパー「いこい」の前を通り過ぎて、左側がホテルです。

道路に面した1階の車寄せ。

位置関係を確認すると、再開発ビルが並んでいるうち、JR駅前から3棟目がホテルです。

ホテルからJR駅までには、アルカセントラルとアルカキットの間と、アルカキットと駅の間で屋根のない屋外を十数メートル歩かなければならないようで、雨の日には少し不便かもしれません。

ちなみに、JR錦糸町駅のホーム端から見ると、こういう感じです。手前(画面右端)がアルカキット、3棟目がホテルです。

さて、ホテルに入ると、すぐにベルボーイが寄ってきて、荷物を受け取り、フロントへ案内してくれました。

チェックインの時刻には早いので、荷物だけ預かってもらえればと思ったのですが、用意のできている部屋があるので御案内します、とのこと。

ここにきたからには上の画像の側に泊まりたいわけで、「線路側の部屋はありますか?」と訊くと、「ハイ、南側のお部屋を御希望ですね。ございます」との応答。ここでは、「南側」と言えばいいようです。

一般の客室が22階までで、あてがわれた部屋は19階。エレベータは4機ありましたが、なんだか毎回同じのに乗っていたような・・・。

案内してくれたベルボーイさんが、「まだ準備中の客室もございまして、見苦しくてすみません」と言っていましたが、それでも部屋に入れてくれるほうが便利です。

「いつも南側のお部屋を御利用ですか?」と訊かれたので、このホテルは初めてだと答えると、「南側は夜景がきれいです。東京タワーも御覧いただけます。反対の北側ですと、建設中のスカイツリーが間近に見えます」とのこと。

さあ、期待の1908号室。ドアは、かざすだけのカードキー。

さあ、どうだ? ベルボーイさんが出て行ったところで、落ち着いて室内を見まわします。

そこそこ、ゆったりした感じです。

普通のサイズのテーブル。LAN回線あり。

タオルが2セットありますが、あのベッドはダブルなのでしょうか? 椅子、1脚しかないけど。

いや、それで、問題の眺望ですが、部屋に入った時点で気づいてはいましたよ。ガラスが曇っていることには。高松のときのように、ティッシュ総動員で拭かなくては、と思っていました。しかし・・・

話が違うじゃないか! 窓が二重になっていて、曇っているのは外側の窓。内窓は嵌め殺しで、開きません。つまり、すぐそこにある水滴を拭き取る術がない!

眼下を総武線が走っているのに、曇りガラスの向こう側。

滞在中に事態が改善することを祈って、出かけました。

夜、ホテルに戻りました。北斎通りを挟んで向かいにセブンイレブンとローソンがあります。

高級シティホテル(?)なので、館内には自販機も売店も無いようです。しかし、近年の常で、客室内の冷蔵庫は空。

こんどは、すっきり片付いた廊下を通って帰館。

♪曇りガラスの向こうは・・・

夜が明けても、事態は変わらず・・・

窓枠が傷ついて塗りが剥げたままでも文句は言わないから、ガラスの曇りだけは何とかしてくれ!

次々といろいろな電車が通過するのに・・・

そもそも、カメラのピントが合いません。

ピント合わせをいろいろ工夫しても、結局は、曇りガラスの向こう。


日が差して少し曇りがとれてきましたが、こんどはマダラ模様に。


中央線・総武緩行電車と横須賀線・総武線快速電車のすれ違いも何度も見ましたが、曇りガラスにジャマされてばかり。

上の画像の右端のビルの左側に見える細い棒のようなのが、東京タワーです。

窓ガラス上端の曇りがとれた部分から写すと、こういう感じです。

嗚呼・・・。

さて、ホテルと並びの再開発ビルは、2階の人工地盤で連絡しており、2階にもホテル入口があります。

2階エントランス(画像の奥の方)の隣にはコンビニがありますが、24時間営業ではないようです。

2階からホテルに入ると、大きな吹き抜けになっています。

吹き抜けの横、人工地盤の通路に面した側にあるレストランが、朝食バイキングの会場でした。

昼・夜は、こういうメニューもやっています。

ベルボーイさんも言っていたように、反対側(北側)の客室からは、建設中の東京スカイツリーが見えます。

朝、清掃中の北側室を覗かせてもらいました。

窓の外には、くっきりとスカイツリーが見えます。

そうです。北側室の窓は曇っていません。南側室は、眼下のJR線の騒音を抑えるために、後から、内窓を追加したのではないでしょうか。そのせいで、窓ガラスが曇るのではないかと思います。

部屋の位置を確認しておきましょう。

ギザギザに飛び出ている部分にも窓があり、そこから錦糸町駅がよく見えるはずです。ガラスが曇っていなければ、ですが。