2010年10月13日水曜日

東京新阪急ホテル築地

前日に東京入りして、翌日の用務先が八丁堀でしたので、東京メトロ日比谷線で隣の駅の、築地に泊まることにしました。

夕方の便で羽田に着いて、銀座方面行きのリムジンバスに乗りました。もちろん、ホテルが推奨しているルートではありません。

終点のコートヤードマリオット東武ホテル前で下車。昭和通を歩いて、東銀座で晴海通へ右折。解体された歌舞伎座跡地の前を通り、不思議な建物の築地本願寺を眺めながら、空襲の被害を受けずに残ったという築地6丁目界隈を抜けると、あかつき公園に出ます。

聖路加ガーデンのツインタワービルが見えます。

右側のビルの、ブリッジ(渡り廊下)より上の部分がホテルです。

チェックインの際、例によって、「できれば、景色の良い部屋を・・・」と頼みました。

もちろん、この高さですから「見晴らし」が良いことは自明で、「景色」というのは、見える内容も問題にしている趣旨です(ホテルの立地に応じて、微妙に表現を使い分けているつもりです)。

コンピュータで空室状況を調べていたフロント氏が、「それでは、お部屋をアップグレードさせていただきます」とか何とかいって、「景色の良い」らしい部屋を用意してくれました。

ふと心配になって、「禁煙の部屋でしたっけ?」と訊くと、「え? 喫煙のお部屋で御用意しておりますが、禁煙のほうがよろしかったでしょうか?」との応答。そうです、今でもパックツアーでは禁煙/喫煙のリクエストができず、自動的に喫煙室にされてしまう場合があるのです。

「いや、まあ、パックだから仕方ないですよね・・・」というと、フロント氏は、「少々お待ちください」といって、再びコンピュータを叩き始めました。「禁煙のお部屋、御用意できます」

「それでは、本日、上の階のダブルのお部屋を御利用いただきます」とか何とかいって、33階から38階の客室のうち37階の部屋を渡してくれました。38階は超特別室なので、実質的に最上階の客室です。2階級特進であります。

1階のロビーから、ホテル専用エレベータで37階へ。

ホテル部分は、内部が吹き抜けの茶筒型。下に、32階のラウンジが見えます。

吹き抜けを囲んで廊下があり、当然ながら、1周できます。

今夜の部屋は、ここです。

さあ、どうでしょう?

おお〜。窓際にある黒い椅子は、マッサージ機能付き。苦手なので、使いませんでしたが。

窓辺から振り返ると、こういう感じ。

立派な戸棚(?)があります。下半分が冷蔵庫。

バス・トイレは、意外と普通っぽい。

スリッパ用の中敷と、体重計があります。

さて、みなさん! 問題は、窓からの眺めではありませんか!

おお! 窓の下には隅田川。中央の、ライトアップされているのが勝鬨橋。画像では分かりにくいかもしれませんが、お台場の観覧車も見えています。

東京タワーから銀座、丸の内、八重洲あたりまで見えます!

東京タワーと汐留あたりの高層ビル群。手前の赤茶色の円が、さきほど通ったあかつき公園。あそこから見上げていたわけです。

中央よりやや左の明るいところが銀座、右の高層ビルは東京駅八重洲口のグラントウキョウ・ノースタワーとサウスタワーでしょう。その少し左の低いところにある横長の明るい部分が、有楽町の東京国際フォーラムでしょうか。

勝鬨橋と東京タワーが一望のもとに!

やはり、「お二人様」用の部屋は、景色がいいですねえ。

勝鬨橋とレインボーブリッジが両方見える!

さて、夕食がてら、探見に出かけましょう。

隣のオフィスビルであるセントルークスタワーの1・2階は、商業施設が入っていて、中央は吹き抜け。コンビニや書店もありますが、「ここで食事をしよう」という気になる店は無く・・・。

ふらふら歩いて、展望デッキに出ました。

隅田川のそばまで下りられます。大川端リバーシティ21のビル群。

勝鬨橋と勝どき3丁目あたり。

結局、夕食はどうしたか? それは秘密です。おやすみなさい。

さて、東京の夜明けは・・・

朝5時半。築地市場が、ひときわ明るく見えます。

夜が明けると、築地本願寺の建物もわかりました。

今は開閉しなくなった勝鬨橋の下を、船がくぐってゆきます。

室内には、景色説明書が備え付けられています。

さて、がんばって目を凝らすと・・・

遠くの高架橋の上を走る、ゆりかもめが見えます!

さらに、ビルの谷間に東京モノレールも見えます!

さて、朝食に行きましょう。32階の日本料理店で和食か洋食のセットメニューを選ぶ方式です。バイキングではありません。

案内された席は、自室と同じ側でした。

和食で、おかゆにしてみました。

食後に、もう一度、吹き抜けを見下ろしてみる。黒っぽいガラスの筒は、展望エレベータ。

私の窓から。

部屋の場所を確認しておきましょう。

さて、ツインタワーをつなぐ高層ブリッジ。

やはり、渡ってみなくては!

こういう構造になっているのだそうです。

壁に貼ってあった説明です。

ブリッジから、東京湾方向を望む。

建設中の東京ゲートブリッジ(東京港臨海大橋)も見えましたが、この画像では小さくてよく分からないでしょう。

反対側には、聖路加国際病院。

そして、関東大震災後に建てられた「復興小学校」の1つで、「重要文化財に相当する」などと高い評価を受けながら、建て替えのための解体工事が進められている、中央区立明石小学校が!

ちなみに、このホテル、アメリカ公使館跡にあるようです。

2010年10月7日木曜日

ホテルニューオータニ(東京)

羽田空港からのリムジンバスが緑の木立を抜けて、着いたところは・・・

ここです。

業界で最大の全国会議が、今年は四ッ谷で開催されることになりました。連日朝からの会議に備えて、徒歩圏内に陣取ろうと、ホテルニューオータニを選びました。

といっても、私が泊まるのは、リムジンバスが到着した、この本館(ザ・メイン)ではなくて・・・

こちら、ガーデンタワーです。

しかし、周囲からもよく見えて、特徴的な形をしたこの建物のほうが、私にとっては、ニューオータニとして印象に残っていました。

ところで、羽田空港から赤坂方面ホテル行きのリムジンバスは、現行ダイヤでは1日1本だけで、ニューオータニ着が12:35となっています。この日も12:30着でした。

バスを降りて本館の玄関を入ると、「○○君お別れの会」に参列する黒服の人で埋め尽くされていました。しばらくウロウロして、ようやくロビーは1フロア上だということが分かり、エスカレータへ。

チェックインにはまだ早い時刻ですが、「リムジンが、こういう時刻に到着するように運行されているんだからね」と顔に書いて、フロントに臨みます。

「大丈夫です。既に用意のできているお部屋に御案内いたします」と、フロント氏。眺めの良い部屋にしてくれるように要望したところ、「高層階の、36階のお部屋を御用意しております」と、フロント氏。湾曲したガーデンタワーの形状から、どっち側と指定することも困難に思えて、それ以上は追究せずに、案内係のお姉さんの後に従うことにしました。

さて、ホテルニューオータニには、本館(ザ・メイン)、ガーデンタワー、ガーデンコートの3本のビルがあり、もちろん、すべて渡り廊下でつながっているものの、敷地は広大です。案内係のお姉さんと話しながら延々歩いているうちに、自分がどこにいるのか分からなくなりました。

この通路の向こう端まで歩いても、それは、本館(ザ・メイン)のフロントからガーデンタワーまでの距離の3分の1程度に過ぎないのです。

しかも、用意された部屋はガーデンタワーの36階ですが、キーに書かれた部屋番号は5604。この種の建物では、部屋番号の最初の1桁ないし2桁が階数を表すのが一般的ですが、ここは、それでは番号が重複してしまうので、付番のしくみが通常とは異なります。エレベータ内で、部屋に戻れなくなっている人を見かけました・・・。

ガーデンタワーのエレベータ・ホール。やはり、三角形。妙に納得。左は低層階行き、正面が高層階行きのエレベータ。

40階建ての36階。エレベータを降りると、廊下が3方向に伸びています。

これからしばらく過ごす部屋は、ここです。

さあ、どんな感じでしょう?

ダブルルームのシングルユースです。ちなみに、マジでダブルなので、大の字になって寝ても、手がベッドの両端に届きませんでした。

窓辺にも大きな机があります。

机の上(画面の手前寄り)に置いてあるのが、部屋の鍵です。カードキーではなくて、シリンダ錠です。外出時は、フロントに預けても預けなくてもOK。

バスルームを覗いてみましょう。

バスタブの横の壁に描かれている画が、鏡に映っているのが分かるでしょうか。

クロゼットの中も検証。

引き出しを開けると、♪酒の小瓶さぁ〜(もちろん、外した指輪などはない)

さてさて、それより問題は、窓からの眺めですよ!

おお〜。ガーデンタワーの湾曲している形がよく分かります。すぐ向かいのギザギザしたビルが、赤プリ新館。その左下に見えるのが旧館です。

グランドプリンスホテル赤坂の旧館。

遠くに目を転じると、スカイツリーと、丸の内・大手町のビル群。緑が茂っているところは、皇居でしょう。

グッと左側を見ると、池袋のサンシャイン60までが見えます。

さて、夕方の打ち合わせまで時間がありますので、広いホテル内を探見してみましょう。

左がガーデンタワー、右がガーデンコートの建物です。ガーデンコートの下の丸いガラス張り部分はどうなっているかというと、

中から見ると、こういう感じです。下の円いところは、階段状になった座席です。

ガーデンコートから、日本庭園に出てみましょう。

ガーデンコートから、ガーデンタワーの脇を抜けて、本館(ザ・メイン)の前まで続いています。




滝もあります。

さて、地下鉄に乗って打ち合わせに行くために、ガーデンコートの玄関から表に出ました。

弁慶堀を弁慶橋で渡って首都高の高架橋をくぐると、東京メトロの赤坂見附駅&永田町駅です。堀の水面に映り込んでいるのが、ガーデンコートです。

永田町駅からは半蔵門線、有楽町線、南北線、赤坂見附駅からは銀座線と丸ノ内線。

両駅は接続しており、あれだけバラバラな場所にあっても大手町駅が1駅と扱われることを思えば、なぜ2駅に分けられているのか不思議です。

とにかく、交通の要衝です。

手前が永田町駅7番出口。画像の奥の横断歩道を渡ったところが、赤坂見附駅への地下通路の入口。

神保町での打ち合わせを終え、半蔵門線で帰ってきました。

部屋からの夜景。赤プリの客室に、たくさん明かりが点いています。その左遠方に明るく輝いているのは、東京駅八重洲口のサピアタワー、グラントウキョウ・ノースタワーとサウスタワーでしょう。

では、おやすみなさい。

東京の曙に、スカイツリー。

諸君、東京の夜明けは近い!

朝日が街を照らす。

おはよう、スカイツリー。

よく見ると、皇居の手前に国立劇場と最高裁のカケラが見えます。

武道館の屋根、わかりますか?

さて、朝食場所は、ガーデンタワーと本館(ザ・メイン)に合わせて4カ所が用意されています。

1日目は、ガーデンタワーのロビィ階にある「なだ万」で和定食。

「ロビィ階」というのは、3つの建物を連絡する通路のあるフロアですが、3つの建物の立地の高低差の関係で、本館(ザ・メイン)では2階、ガーデンタワーとガーデンコートでは6階に相当します。だから、「ロビィ階」というのでしょうけれども。

「なだ万」の和定食、コーヒーは別途300円(税サ別)です。

しかし、「なだ万」ともあろうものが、うそんこミルクかよ。ガッカリ。

2日目は、ガーデンタワー40階のレストランで、バイキング。

開店前に行って並んだので、窓側に座ることができましたが、開店後30分ほど、店内中央に順番待ちの列ができていました。食事をしているすぐ脇に、飢えた人たちが「早く食わせろ〜」という表情で並んでいるわけで、あまり居心地がよくありません。なぜ、入口通路方向に列を作るようにさせないのか、不明です。しかも、バイキングの食べ物の並べ方が不合理で、無用の渋滞をまねいていました。

並んでいる人と目が合わないように、窓の外を注視。赤坂御用地の迎賓館がよく見えます。その向こうは、新宿の高層ビル群ですが、低い雲がかかっています。

手前に視線を戻すと、東京メトロ丸ノ内線の四ッ谷駅が見えます。

丸ノ内線の電車が発車します。丸ノ内線は、要所要所で地上に出る路線です。

少し遠くに、JR中央線(総武線各駅停車)の信濃町駅が見えます。

3日目は、本館(ザ・メイン)ロビィ階のレストランに来ました。バイキングです。4カ所のうち、ここだけは6時から開いています(他は7時から)。早く出かける都合があったので。

もう1つの朝食場所は、本館(ザ・メイン)とガーデンタワーを結ぶ通路の脇にあるガーデンラウンジです。

窓の下には、日本庭園が見えるはずです。

本館(ザ・メイン)には、高級な店が沢山ありますが、朝から出かけて夜に帰ってくる生活をしていると、まるで無関係。

ただし、小さな雑貨売り場は朝から開いており、出かける前にフリスクを買うことはできました。

もちろん、部屋にはLAN回線があります。24時間1260円です。

もちろん、部屋には冷蔵庫があります。定期的に、うなり音を発生します。ホテルの冷蔵庫が唸るなんて、かなり久しぶりです。夜、寝ようとすると、唸ります。

もちろん、宅配便の発送ができます。宅配便業者が受け付けます。ただし、発送受付は朝8時から深夜1時までです。それ以外の時間帯は、ベルキャプテンが取り次いでくれますが、着払いのみです(送料の収受は行わないということ)。

最終日は、埼玉県で開かれる会議に行くため、出発時刻が早く、8時では間に合いません。ベルキャプテンに頼むと、キャリーカートに被せるビニールカバーが600円(特段の高級品ではありませんでしたが)、業者の手数料が400円。合計1000円は、その場で現金で請求されました。

部屋の位置を確認しておきましょう。