

用務先の関係で京都駅近くに泊まることにしたのですが、京都駅周辺のホテルの中でまだ利用したことがなかったのが、ここでした。
正直なところ、八条口だし、地下鉄から遠いし、あまり魅力を感じなくて、今までは避けていたのです。
フロントのお姉さんに、「新幹線が見える側の部屋はありますか?」と訊いてみました。彼女は軽く「はい」と答えて、端末を叩いています。そして、とくに付言することもなく、本館3階の部屋のカードキーをくれました。3階というのは、やや意外な感じです。ポーターが出払っていたので、1人で客室に向かいました。

ここ5年ほど、どこへ行くときも、何があるときも、常に行動をともにしていた愛機でした。何千いや何万枚も撮影してきた相棒でした。撮影するときは、ストラップを手か指に掛けるようにしていたのに、いつものその手順を軽んじたとき、彼は手から滑り落ちました。すまないことをしました。
片腕を失った思いの今回、これ以降は、携帯電話の内蔵カメラでの撮影です。



しかし、瀕死の彼は、この光景を一瞬だけディスプレイに映し出すのが精一杯で、2度とシャッターを切ることはできませんでした。








ここは、これまでに宿泊した部屋の中で、最も新幹線に近い部屋ではないかと思います。
ただ、高架橋の側壁との関係で、もう1つ上の4階のほうがよく見えるのではないかという気もします。

第1に、正面玄関へのアプローチの真上にあることです。上の画像で、先頭のタクシーの真上の窓が、今回の333号室です。窓辺に仁王立ちになって新幹線を見ていると、ホテルに来る人から丸見えではないかという気がします。
第2に、京都のホテルは東京に比べて客室のインターネット環境の整備が遅れていましたが、「本館714室のうち、320室にインターネット接続可能なお部屋をご用意しております」と案内されているところ、この部屋は394室のほうだったようです。

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